コトーの漫画集

Dr.コトー診療所の漫画

私はドラマを見てから気になって漫画を集めたという人間なのですが、ドラマが放送された直後はやはり人気となっていたようで、古本屋へ行ってもなかなか見つけることができませんでした。
当時はそこまでお金に余裕があるわけでもなかったので、すべて本屋で買ったら結構な出費だなと思って色々な古本屋を周り、ようやくそこまで出ている巻を全て集めることができました。
今では割といろんな古本屋で見つけることができますが、やはりドラマの効果というのは絶大なようで、反響がすごいんですよね。

そんな感じで苦労して集めた漫画ですが、こちらはドラマとはまた違った魅力があって面白いです。

ただ、この漫画、作者の体調不良によって25巻で止まっているんですよね。
掲載のペースが少しずつ落ちていって休載されたこともあったので「どうしたのかな」と思っていたら、そういったことが書かれていました。

多分もう続きを書かれることはないのかな…。
続きが出たらすごくうれしいですが、今は作者の山田さんの回復を願うしかないですね。

ドラマと漫画の設定

大まかな設定はドラマと漫画で差はありませんが、実はところどころで異なっています。

ちょっとしたところで言えば、コトー先生は自転車に乗っているというドラマのイメージが強かったのですが、原作の方では徒歩でした。
本当にちょっとしたことかもしれませんが、自転車のイメージが強かったですから、「徒歩なの?!」とちょっと突っ込みたくなってしまいました。

それから、ドラマの方では良い演出をしていた、大塚寧々さんの演じる西山茉莉子が、漫画の方には登場していませんでした。
これはドラマのオリジナルだったんです。
最初にコミックを読んでいる時に、何か物足りない気が…と思っていたら、彼女の存在だったんですね。

他にも、和田や星野のキャラクター設定が結構ドラマと漫画では違っていたり、星野の両親が亡くなっているという設定だったりと、ちょくちょく違っている部分があります。
でも、どちらの設定であってもこの作品が魅力的なものであることには変わりないですね。

Dr.コトー診療所 島の子供達

通常のDr.コトー診療所の漫画は、週刊ヤングサンデー、ビッグコミックオリジナルで掲載されていましたが、それとは別に小学五年生という雑誌でも、隔月で「Dr.コトー診療所 島の子供達」を出していました。
この漫画の連載はドラマ第1シリーズが終わった後に始まったのですが、こちらも特別編として単行本が出ていたので購入しました。

これは、コトー先生ではなく子どもの方に視点を当てた作品になります。
メインとなるのは、島に住んでいる4人の小学生。
この4人が引き起こすさまざまな事件や出来事に、つい「どうなっちゃうの?」と見入ってしまいます。
子どもたちからの視点ということで、本編とは少し違った角度から見ることができるのですが、この作品はこの作品で面白かったですね。
もちろん、本編で登場する人物たちも一緒に出ています。

本編の方しか読んでいないというアナタ!
ぜひこちらの作品も読んでほしいと思います。