病院と診療所の違い

病院と診療所

病院私自身、Dr.コトー診療所のドラマや漫画が好きだからと言って医療のことについてはそこまで詳しくないのですが、ドラマを見つつ医師の仕事について調べていた時に気になったのは、病院と診療所の違いって何だろう?ということです。

診療所というと地域に密着した小さな医療施設というようなイメージがありますが、医療機関にも色々な種類があって、たとえば町を歩いている時に見かけるクリニックや医院というのはなんなのかなど、考えてみると疑問だらけです。
そこで、病院と診療所は何が違うのかということを調べてみました。

病院

そもそも病院の定義とは何なのでしょうか。
病院は、疾患を持っている特定多数人の患者さんに向けて医師が医療行為を施したり、収容したりするための場所となりますが、病床数が20床以上の入院施設(病棟)であるという決まりがあります。
反対にいえば、どんなに医療設備が整っていたとしても、病床数が20床以上備えられていなければ病院と呼ぶことはできないのです。

また、病院の場合は医師が必ず3人以上在籍していなければならないという決まりもあります。
さらに、看護師が1名以上、薬剤師が1名以上など、細かい規定があります。

こうやって改めて病院の定義というのを見てみると、私たちが今まで、病院に通っているといっていた内科や歯科医院なんかも、正式にいうと病院ではないということになるんですね。

診療所

実は診療所というのは、上に書いた病院に当てはまらない医療施設全般のことを指すのだそうです。
つまり、クリニックも医院も全部診療所に含まれるということなんですね。
私は、診療所には診療所の定義が別であると思っていたので、ちょっと勘違いしていました。

ちなみに診療所の場合は、病床数が19床以下でも問題ありませんし、看護師や薬剤師の在籍の義務もありません。
医療のできる道具が最低限そろっており、医師が一人いれば診療所として運営することができるということです。

こうやって改めて医療に関する内容を調べていると、新しい発見がたくさんあります。
ドラマがきっかけではありますが、いろんな知識が身に付いて勉強になるなぁと感じます。