歯科医師って?

定期健診に通う人も多い

誰もがお世話になるといっても過言ではない歯科医師。
街のいたるところには歯医者さんがありますし、こまめに通っている人も多いことでしょう。

歯科医師のお仕事は、言うまでもなく歯の健康を守ること。
歯の治療や、お口の中の疾患の予防なんかは主な仕事になりますよね。
一番多いのは虫歯の治療に抜歯、歯周病や、歯茎などの治療に、入れ歯などの作成とたくさんの業務があります。
そのほかにも審美歯科などでは、美しい歯のためにホワイトニングしたり歯並びを綺麗にするための矯正などが主な仕事となっています。

最近では、インプラントが人気になってきていることもありインプラント治療専門にしている歯科医院もあるほどです。
ほかに、子供を中心に診てくれる小児歯科というのもあります。
子供が成長するにつれて、歯並びやあごの骨の変化をチェックしてくれるのは心強いですよね。

歯というのは、食べることに直接かかわってくるものなのでとても大事です。
きちんと食べることができなければ、当然ですが栄養を摂ることができず病気の原因になるわけです。
そう考えると歯科医師は体の健康にも密接に関係していると言えますね。

歯科医師になるためには?

歯科医師になるためには、歯科大学や大学の歯科部などを卒業して国家試験に合格する必要があります。
さらに、歯科医師国家試験に合格したあとも1年間は研修をうけることが必要となります。

歯科大学や歯学部は、選ぶ学校によっては学費が大きく異なります。
中には8倍ほどの学費がかかるところも。
現在ではこういった状況から国公立の学校に人気が集中しているようです。

試験のあとの研修期間では、勤務医として就職することとなります。
この研修の間に接客や基本的な仕事の流れなどを学んでいくのですね。
歯科医師はその8割が開業医となるので、ここでの研修は非常に重要なものとなるのです。

しかし近年では、歯科医師の増加が著しく開業医となってもなかなか大変というのが実情のようです。
技術や知識がほかよりも優れているのはもちろんのこと、特定の分野に固執せずに歯に関することならトータルで任せられるような歯科医院にすることが大切。
単に虫歯の治療だけではなく、虫歯にならないために予防する予防歯科、歯石などを綺麗にするクリーニング、審美歯科、矯正などなども含めて総合的に長く通える歯科医院を目指すことが必要です。

また新しく歯科医師が開業する地域の偏りや歯科医師全体の高齢化も問題となっています。
開業する地域を十分に吟味して、近隣の医院と患者の奪い合いにならないように工夫する必要があります。

こういった歯科医師の増加に伴い、近年では歯科医師国家試験が難しくなっていきます。
その状況ですからこれから歯科医師を目指す場合にはほかと違うサービスを考えていくことも大事でしょう。
患者さんがこの歯科医院なら、と思えるような歯科医師さんを目指したいですよね。